研究開発部門の新責任者に就任

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2022年3月21日付けで、Dr. Reto HäringがTOPTICA Photonics AGの研究開発責任者に就任し、現在95名いる研究開発部門の指揮を執ることになりました。

Dr. Häring(51歳)は、スイス連邦工科大学(EHT)チューリッヒ校の量子エレクトロニクス研究所でUrsula Keller教授に師事し、フェムト秒レーザ開発と光学半導体コンポーネントの領域で博士号を取得。これまで、光測定技術ならびにディスプレイ、LEDやその他の光源の産業用品質保証に関して業界をリードするハイテク企業、Instrument Systems社でカスタマーソリューション担当副社長を務めていました。 

TOPTICAの創業者兼取締役会メンバーであるDr. Wilhelm Kaendersは、2003年から2010年までTOPTICAで主任研究員として活躍していたDr. Häringが復帰し、重要なポストに就任することになったことは喜ばしい出来事であると語り、「Dr. Häringは経験豊富なマネージャーであり、光学、レーザと測定技術分野に関して深い技術的知識を有しています。顧客のニーズと商業的側面を考慮し、そしてチームをまとめ成功するソリューションを生み出すことができるでしょう。当社にとっても、学術研究分野、及び産業界のお客様にとっても、理想的な人選です」と述べています。

マーケット・テクノロジーリーダーへの参加
TOPTICAはフォトニクス分野でテクノロジーリーダーの一社へと成長を遂げ、同分野での製品を産業界で求められている品質で一貫して提供しています。当社は学術研究・産業用アプリケーション向けレーザシステムのマーケットリーダーであり、 量子技術、バイオフォトニクス、顕微鏡検査ならびにレーザベースの産業用測定技術に対応しています。過去数年、ドイツ、米国、日本と中国の子会社を通して、技術獲得と市場進出を世界中で成し遂げています。

このTOPTICAの成長が復帰を決心する上で決定的な要素になったとDr. Häringは語り、「TOPTICAでは、要件が極めて高いアプリケーションに適した高精度のレーザを製造しています。今後、この製品の開発に責任者として携われることに、非常に大きなやりがいを感じています」と続けています。そして新しい職務については、「イノベーション力と技術力を更に高めて、学術研究・産業用レーザ技術分野におけるトレンドセッターとしての地位を強化していきたいと思っています」と述べています。