トプティカ社のCOOL (Constant Optical Output Level:一定の光出力レベル) 技術は、手動調整不要のファイバー結合型レーザー向けの独自のソリューションです。 極小のシングルモードファイバーコア径にレーザービームを最も効率的に調整し集光することは、困難な課題です。レーザーポインティング位置のわずかな変動、ビーム経路の微小な偏差、ファイバーマウントの熱的または機械的なドリフトは、ファイバー結合効率の著しい低下を引き起こし、ユーザーにとって出力パワーと性能の低下をもたらします。 従来は、設置時および定期的なレーザー出力パワーの再調整に、熟練した技術者による手動での再調整が必要でした。しかし、外部ツールを使用してオプトメカニカルファイバー結合器を手動で調整することは、ミスが発生しやすく時間もかかります。
トプティカ社のCOOLは特許出願中のファイバー結合コンセプトです。自動ファイバー結合 (COOL AC) または恒久的に調整されたファイバー結合 (COOL DC)により、ユーザーの時間と労力を削減します。 トプティカ社の COOL技術は、オプトメカニカルファイバー結合器に存在するような機械的調整部品を使用しません。COOL AC はパワーメーターなどの外部ツールや機器を必要とせずに、内部でファイバー結合効率を監視します。これにより、ファイバーは顕微鏡やユーザーのセットアップに接続されたまま、GUIのボタン一つでファイバーのアライメントを最適化します。トプティカ社のCOOL DC 技術では、主要な光学部品は全て堅牢に固定されており、機械的および熱的なひずみまたは素動に影響を受けません。